2020.3.6[金] 公開

ジュディ 虹の彼方に

配給/ギャガ

監督/ルパート・グールド

出演/レネー・ゼルウィガー、ジェシー・バックリー、

フィン・ウィットロック、ルーファス・シーウェルほか

製作国/イギリス 118分

 

公開劇場/札幌シネマフロンティア、

ユナイテッド・シネマ札幌ほか

 

「ジュディ 虹の彼方に」

公式サイト:https://gaga.ne.jp/judy/

ストーリー

ハリウッド黄金期を象徴する映画『オズの魔法使』の主人公ドロシー役のジュディ・ガーランドは、17歳にして一躍スターダムを駆け上がる。その後、不朽の名作『スタア誕生』を始め数々のヒット作に出演。ハリウッド史を代表するミュージカル女優となる。それから月日がたち―
1968年の冬、彼女は単身、ロンドンの舞台に立っていた。ショービジネスの裏側で少女時代の全てを奪われ、波乱の女優人生を送ってきたジュディ。47歳で亡くなる最期の日々、〈命を燃やし尽くした〉と今も語り継がれる起死回生をかけたステージとは?

イントロダクション

第92回アカデミー賞<主演女優賞ノミネート:レネー・ゼルウィガー>
<メイクアップ&ヘアスタイリング賞>ノミネート
第77回ゴールデン・グローブ賞<主演女優賞【ドラマ部門】>受賞

本年度賞レースのフロントランナー!
ハリウッド黄金期の裏側で、才能に生かされ、才能に苦しみ、それでも決してステージを諦めなかった伝説のミュージカル女優―魂で歌い上げる「オーバー・ザ・レインボー」に全世界が涙!!

映画レビュー

レビュー01

 本年度アカデミー賞の呼び声が高い作品だと納得できた。
 没後51年がたつ、20世紀を代表するミュージカル映画の大スター、ジュディ・ガーランドが本作でよみがえった。彼女を知らない方もいるだろう、私もその1人だった。しかし、その才能は疑う余地はない。歌、ダンス、おしゃべり、天才だ。魔法の国オズを旅する少女ドロシーを演じた「オズの魔法使」がブレイクし、一躍ハリウッドのスターダムに名乗り上げた。彼女を知らなくても「オズの魔法使」を知っている方は多いだろう。
 あの主人公の少女ジュディが、どんな人生を歩んで、47歳という短い生涯を終えたのか―。本作は悲しくなるほど、その光と影を描ききっている。映画会社MGMからの一種洗脳のような抑圧。スクリーンの彼女の笑顔は造形なのか、本心なのか。誰よりも〝歌がうまい〟、その特出した才能がすべての始まりだったとは言え、私生活やMGMを去ったあとの経緯は、寂しすぎる。
 本編は最期を迎える半年前のイギリス公演を中心に、彼女の葛藤や周囲の思惑や期待など、さまざまな人の視点で表現している。彼女が何を望み、どうしたかったのか。孤高の大スターの叫びが、この映画に詰まっている。

レビュー02

私にとってとっても好きなな女性歌手がいる。
「オズの魔法使」でドロシーを演じたジュディ・ガーランドだ。
記憶は定かではないが、39年の作品だから再映画やテレビで見たのだろう。彼女を見て心ときめかせた事を今でも覚えている。若草物語や
フレッド・アスティアとの映画など数多く見てきた。踊って、歌えて、演技も良い3拍子、4拍子のスターだった。2019年レディ・ガガの主演した「スター誕生」は彼女のリメイクだ。そんな彼女の終演はちょっと寂しく、悲しかった。そんな彼女の最後のロンドン公演が明かされる。
 子供の頃の彼女と47歳の彼女のリンクできない感情がこの映画にあった。ジュディを演じたレネー・ゼルウィガーは「ブリジット・ジョーンズの日記」が日本で人気になり、アカデミー主演女優賞候補となった。翌年「シカゴ」でも同賞にノミネートされ、03年に「コールド マウンテン」でアカデミー助演女優賞を受賞した。
 そしてジュディ・ガーランドを演じた「ジュディ 虹の彼方に」で高い評価を得て、第92回アカデミー主演女優賞にノミネートされテいる。彼女が歌う唄はとても良かったし、映画の最後に流れる「Over The Rainbow」は見ていて泣けた。家に帰りジュディ・ガーランドの作品を何本か見て、アナログのレコードを聴いた。朝方の日差しに写る雪と彼女への想いが交差して久々に心振るわせてくれた。
 この作品に出会えてとても有意義な気持ちでこのレビューを書いている。