2020.10.23[金] 公開

きみの瞳が問いかけている

配給/ギャガ

監督/三木孝浩

出演/吉高由里子、横浜流星、やべきょうすけ、田山涼成/町田啓太/風吹ジュンほか

主題歌:BTS「Your eyes tell」

123分

 

公開劇場/札幌シネマフロンティア、

ユナイテッド・シネマ札幌ほか

 

きみの瞳が問いかけている

公式サイト:https://gaga.ne.jp/kiminome/

ストーリー

視力を失くした女と、罪を犯し夢を失った男。
暗闇で生きてきた2人が初めて見つけた、ささやかな幸せ。
だが、あまりに過酷な運命が彼らをのみこんでいく―。

目は不自由だが明るく愛くるしい明香里(吉高由里子)と、罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁(横浜流星)。小さな勘違いから出会った2人は惹かれあい、ささやかながらも掛け替えのない幸せを手にした──かに見えた。
ある日、明香里は、誰にも言わずにいた秘密を塁に明かす。彼女は自らが運転していた車の事故で両親を亡くし、自身も視力を失っていたのだ。以来、ずっと自分を責めてきたという明香里。だが、彼女の告白を聞いた塁は、彼だけが知るあまりに残酷な運命の因果に気付いてしまっていた──。

イントロダクション

吉高由里子×横浜流星×三木孝浩監督
愛しているから、別れを選んだ―。
今こそ、あなたに届けたい、涙で溺れるほどの純愛。

不慮の事故で、視力と家族を失った明香里。罪を犯し、キックボクサーとしての未来を絶たれた塁。二人は出逢い、恋に落ちる。暗闇だった人生に、再びやさしい光が射すような幸せな日々。だが、彼らの出会いは、決して偶然ではなかった。過去の事件の影が、逃れられない宿命となって、二人を引き裂いていく──。

本作でW主演を務めるのは、華やかな存在感と数々の賞に輝く確かな演技力で、今や日本のトップに立つ女優、吉高由里子と、2020年のエランドール賞や日本アカデミー賞新人俳優賞に輝き、エンタメ界に嵐を巻き起こし続けている横浜流星。恋愛映画の旗手・三木孝浩監督のもと、吉高は目が不自由という難役に、横浜は世界大会で優勝したこともある空手経験を活かした天才キックボクサー役に挑む。主題歌を担当するのは、世界で活躍しているBTS。映画への主題歌提供は初めてとなり、完全書き下ろしの歌詞と美しくも切ないメロディーが映画の世界観を彩っていく。
究極の愛の末に、2人が選んだ結末とは──
いま観客から最も観たいと切望される2人の、あまりに切ない純愛ラブストーリーが誕生した。

映画レビュー

レビュー01

この映画、主役の二人、最高に良い。
吉高由里子さんはとっても可愛く、そして今まで見た映画やTVより自然な吉髙さんに出会えた。目が見えない役が自然で好感がもてる。またかわいらしさの中にきらめくきれいさも発見して、もっと延びる女優と確信した。彼女を見て久々に心ときめいてしまったおじさんがここにいる(笑い)。
横浜流星さんも良かった。子どもの時から鍛えた空手の肉体は惚れ惚れするし、格闘シーンはとっても良かった。もう少し見たかったなぁ−。ここでも彼の演技は自然さがあって好きになれた。言葉のはしはしは決め言葉となり心に響くところが良い。
昭和的な映画かもしれないが、今、観客が欲しがっている愛の物語があった。
恋愛、盲目、事件、格闘、裏社会、幼少期。ひとつだけでもお腹いっぱいになる展開を絶妙な案配でリアリティをキープし、織り交ぜながらストーリーを作っていく三木監督の手腕と俳優たちの魅力があってこそ。
また、二人と観客に心の安らぎを与えるシスター役の風吹ジュンさんもとっても良い。彼女が歌でデビューする時からファンで今でも活躍してくれてとっても幸せだ。
この映画にはキ−ポイントになる4つの物が出てくる。彼女を知り、彼を知り、また二人をつなぐそれは何か?見てのお楽しみ。
明香里(吉髙)が最初に放つ言葉「おじさん」の一言がとっても好きな私です。
主題歌のBTSの書き下ろし「Your eyes tell」も良かったです。

レビュー02

 クライマックスに涙した。誰がこんな展開を予想できるだろうか!
 今飛ぶ鳥落とす勢いのイケメン俳優横浜流星と、誰もが認める確かな演技力の吉高由里子のW主演とあって、期待を持って観た。二人の演技は自分のイメージを超えて、体が身震いするほどだった。罪を犯し、キックボクサーとしての未来が絶たれた塁役の流星。不慮の事故で視力と家族を失った明香里役に吉高。この2人の純愛ラブストーリーなのだが、その糸は複雑に絡んでいた。観る人は、劇中の印象的な場面に隠されている秘密を思い返すことになるだろう。そう、ミステリー小説を読んでいるように。
 横浜流星は、男心のカッコよさと肉体のカッコよさが際立っていた。空手の元世界チャンピオンだけあってキックボクシングのシーンは圧巻で、トレーニングする肉体美は必見。体から立ち上がる湯気がオーラのように見えた。吉高の演技力はさすがのひと言。目が不自由な人のしぐさだけでなく、心のありようまでも表現している。目線と笑顔に注目だ。
 幸薄い二人が過去を乗り越えて、愛をはぐくみながら前へ進もうとする。誰もが幸せになってほしいと願うのだが、三木孝浩監督は意地悪なのかもしれない。だが、ラストはオープンエンドではないので、最後まで画面から目をそらしてはいけない。善と悪が混在する中、優しい心を持った若い男女の選択を、劇場でぜひ確かめてほしい。