第6回新千歳空港国際アニメーション映画祭 TVアニメ第三期製作決定記念「ゴールデンカムイ」セレクション上映会&トークショー開催

第6回新千歳空港国際アニメーション映画祭が11月1日から4日間、同空港ターミナルビルで開催され、延べ4万3000人が詰めかけた。世界の最新作が上映されたほか、参加無料のアニメーション展示や体験イベントなども行われ、多くの親子連れが楽しんだ。

国際線ターミナル内にあるポルトムホールでの特別プログラムの1つ、TVアニメ第三期製作決定記念「ゴールデンカムイ」セレクション上映会&トークショーが行われたのは3日目。主人公・杉元佐一役の小林親弘(36)とアシㇼパ役の白石晴香(24)、白石由竹役の伊藤健太郎(45)が笑顔で登壇した。北海道が舞台の作品とあって、「お帰り~」の声援に「ただいま~」で応え、アットホームな雰囲気に包まれた。

オープンニングであいさつする左から小林、白石、伊藤

今映画祭が2度目の参加になる小林と白石は「皆さんに会えてうれしい」と声をそろえた。初参加の伊藤はタイトルにちなみ、ゴールドのTシャツや靴ひもで姿を見せ「コンセプトは金塊を見つけた白石」とユーモアたっぷりに場を和ませた。

笑顔でトークショーに臨んだ左から小林、白石、伊藤

上映前のトークショーで、収録の模様を伊藤は「ニュートラルな気持ちで入る。ロビーで収録前に作品の話で盛り上がっている」、白石は「後半はアドリブがあっても、打ち合わせをせずに、テストの段階で息ぴったりであうんの呼吸だった」と振り返った。小林は「第一期、第二期を経てチームワークが良くなり、相談することも特になくパッとやって出来ていた」と話すと、伊藤が「これ以上、第三期まで間が空くと(第二期最終回は2018年12月25日)ゼロに戻っちゃう」と会場の笑いを誘った。

収録の様子について語る小林

原作は主役の杉元を中心に、個性あるキャラクターがそろっている。役柄の魅力について、小林は「杉元はギャップがある。まじめな成年の顔、かわいらしい顔も持っていて、狂気やどう猛さを持ち、いろんな顔を同時に内包している」と分析。白石は「アシㇼパは幼いのにしっかりしている。変顔のシーンなど、コミカルなところは表現する上でも気をつけている。アイヌの少女なので、色んな知識も豊富で尊敬できる」と口にした。伊藤は「白石はこのトリオの中で役割分担がはっきりしているキャラクター。愛されキャラと言われ、演じる側からするとプレッシャーだったりする」と苦心をにじませた。

キャラクターへの思いを口にする白石

TVアニメ続編の制作が決まり、続く第三期は樺太が舞台となる。内容は公表されていないため、小林からは「詳しいことは言えない」と話があり、伊藤からは「第三期でトリオが別行動をする」と一端を明かした。

第三期について意気込む伊藤

最後に3人は観客に向け、新作への思いを語った。「これからも一緒にゴールデンカムイの世界を作っていきましょう」(伊藤)、「原作を読みながら、ドキドキワクワクして胸を弾ませて第三期を待っていていただければ」(白石)、「放送されたら是非見てください」(小林)。声のトーンは力強かった。

手を振ってステージを後にする左から小林、白石、伊藤

 

◆小林氏へのQ&A

Q.イベントの感想をお聞かせください。

去年に引き続きゴールデンカムイに縁ある北海道で、

今年は健太郎さんも加え、杉元一味の3人でお話をすることが出来て幸せでした。

会場の皆様もとても暖かく、あっという間に時間が過ぎてしまいました!

川の冷たさの話など、北海道ならではの話を聞けたのも楽しかったです。

 

Q.舞台が北海道ということもあり、作品を通して北海道の印象で変わったことなどはありますか?

作品を通して小樽、旭川、釧路、夕張、そして網走などその土地その土地の魅力や、

アイヌの文化、考え方に触れられたことが北海道をより魅力的に感じさせてくれたように思って

います。

 

Q.作品内では道内のいろいろな場所を旅していましたが、「キャラクターと一緒に北海道旅行に行ける!」となったら、行ってみたい所や、やってみたいことなどはありますか?

出演者みんなで作品ゆかりの地を回りたいという話をいつもしております。

特に行ってみたいのは網走監獄です。あとは皆で浜辺でジャンプしたいですね…(笑)

 

Q.今まで北海道関連でコラボ案件が様々ありましたが、今後作品とコラボしてほしい物や場所などはありますか?

北海道の色々な食材(カニ、トウモロコシ、じゃがいも、にしん、鮭などなど)と

色んな形でコラボできたら嬉しいです。

ビールは杉元と白石がでたのでアシㇼパさんはノンアルコールでどうでしょう!甘酒とか…!

あとは各々のキャラクターの縁がある場所で…何かを…することができたら嬉しいです。

 

Q.イベントで伊藤さんが少し触れてくれましたが、来春に白老町のポロト湖畔に、アイヌ文化復興・創造を目的とした新しい施設「ウポポイ」が誕生しますがご興味はありますか?

勿論です。是非いってみたいなぁと思っております。

 

Q.最後に、北海道の原作・アニメのファンの方へ一言お願いします。

お越し下さった方、応援して下さる方、本当にいつもありがとうございます。

こうして作品にご縁の深い場所にお邪魔できることがどれほど嬉しいことでしょう。

第三期も精一杯頑張りますので、是非またご覧になってくださいませ…!

 

◆参加者マイク①

トークショーで小林さんと白石さん、伊藤さんの和気あいあいとした雰囲気を生で見ることができて、とても感動しました。たまに観客の方にも問いかけをしてくれたり、アフレコではというエピソードにも触れてお話ししてくださって、聞けば聞くほど『ん~、金カム大好き!』と感じてしまう、あっという間の時間でした。上映会も普段あのような大画面と音量で見ることはできませんし、何より銃声の音が大きくリアルに響いて、より世界観にのめり込めた感じがしました。本当にすてきなイベントでした。ありがとうございます。

◆参加者マイク②

収録現場での様子やアイヌ語の発音が難しいことなど、いろいろ貴重なお話が盛りだくさんで、とても楽しかったです。アシㇼパ役の白石さんが時々客席に手を振ってくれたのもすごくうれしかったです。第三期が始まるのが待ち遠しいです。

 

◆ゴールデンカムイについて

原作は「週刊ヤングジャンプ」(集英社)にて連載中の、野田サトルによる大ヒット漫画。「不死身の杉元」と呼ばれる日露戦争の英雄・杉元佐一は除隊後、一獲千金を狙い、北海道で砂金採りに明け暮れていた。そんな折、現地で出会った中年男にアイヌから奪われた埋蔵金の話を聞かされる。奪った人物は網走監獄に収監中で、同房になった脱獄囚たちに埋葬金のありかを示す入れ墨を施したという。最初はホラ話と思っていた杉元だが、その後の出来事によって、にわかに真実味を帯び始める…

埋蔵金のことを話した中年男は、酔いが覚めるといきなり杉元を襲い、逃亡した揚げ句にヒグマの餌食となった。その死体に彫られた奇妙な入れ墨を見た瞬間、杉元の血が騒ぐ。アイヌの埋蔵金は実在する!

しかし、そこにヒグマが出現。杉元の身に危険が迫ったとき、何者かが放った矢がヒグマを倒す。杉元を救ったのは、1人のアイヌの少女。彼女に埋蔵金のことを明かす杉元だが、新たな危機が二人に襲いかかる。中年男を殺した凶暴なヒグマが、食いかけの死体を求めて戻って来たのだ。これを倒した杉元の勇敢さを認めた少女は、埋蔵金探しに協力することを約束。埋蔵金を奪った男に父親を殺されたというその少女は、名を「アシㇼパ」と言った。

※なお、イベントの模様は日刊ゲンダイ北海道版11月22日発行(11月23日号)で記事掲載します。